【2026年9月 追記】この記事は「VNCとは何か」の説明として残しています
この記事は2021年に書いたもので、後半にあったWindows側の設定手順(RealVNC Viewerを入れる手順)は、いまのRaspberry Pi OSでは通りません。その部分は削り、いまの手順を書いた記事への案内に差し替えました。
いまのRaspberry Pi OS(Debian 13「Trixie」)では、Raspberry Pi側にVNCのソフトを入れる必要がありません。最初から入っていて、sudo raspi-config で有効にするだけです。実機で確かめています。
手順どおりに進めたい方へ
この記事は、VNC接続がどういう仕組みなのかを説明したものです。
「とにかく順番どおりにやって、つながるところまで行きたい」という場合は、次の順に読むのがいちばん早いです。
- ① microSDにRaspberry Pi OSを書き込む(Raspberry Pi Imagerの設定まで)
- ② 起動したRaspberry PiにSSHで接続する
- ③ Windows側のビューアで接続する(TigerVNC Viewerを使います)
お使いのOSがTrixieなら、③のRaspberry Pi側の作業は不要です。上の緑の箱の記事をご覧ください。
「Raspberry pi」を使って行くと立ち上げる度に「本体」「マウス」「キーボード」取り出しては仕舞、取り出してはしまう。この繰り返しになりますね。「面倒だなぁ」思う方もいるのではないでしょうか。そんな時には、「VNC接続」を試してみてはいかがでしょうか?
VNC接続ってなに?
VNC(Virtual Network Computing)ヴァーチャル ネットワーク コンピューティング の略です。
ヴァーチャル ネットワーク コンピューティングは、ネットワーク経由で他のコンピューターを遠隔操作できますよって事です。
操作される側のPCをサーバーと呼び、操作する側のPCをクライアントと呼びます。
サーバー側にはサーバー用のVNCソフト、クライアント側にはクライアント用のVNCソフトが必要です。
「raspberry pi OS」には、標準でサーバー用のVNCソフトが用意されています。自分で入れなくて構いません。
「VNCがPCを遠隔操作する為のものだという事はわかったけどそれが、「raspberry pi」となんの関係があるの?」
今お使いの「PC」からネットワーク経由で、「raspberry pi」に接続できれば、「raspberry pi」本体を立ち上げるだけで、「raspberry pi」のキーボード、マウス操作が「PC」から出来るようになります。
「raspberry pi」本体と「PC」があれば「raspberry pi」の操作も出来てしまうという事です。
「raspberry pi」用のマウス・キーボードを持ち歩かなくてもよくなりますね^^すごく便利だと思います。
サーバー側のソフトは、名前が2回変わっています
ここが、この記事を書いた2021年といちばん変わったところです。Raspberry Pi側で動くVNCサーバーの中身が、入れ替わりました。
| Raspberry Pi OS | 有効にしたときに動くもの | Windows側のビューア |
|---|---|---|
| Bullseye 世代 (〜2023年) |
RealVNC Server | RealVNC Viewer |
| Bookworm (2023年10月〜) |
wayvnc に変わりました | RealVNC Viewerでは繋がりません TigerVNC Viewer などを使います |
| Trixie (2026年6月18日版〜) |
wayvnc(最初から入っています) | TigerVNC Viewer など |
画面を描くしくみが「X11」から「Wayland」に変わったのが理由です。VNCという通信の決まりごと自体は同じなので、繋ぎ方の考え方は変わっていません。使うソフトの名前だけが変わりました。
なお「RealVNCが使えなくなった」経緯は、別の記事に詳しく書いています。
どの記事を読めばいいか
| 知りたいこと | 読む記事 |
|---|---|
| いちばん新しい手順が知りたい | Raspberry Pi OSがTrixieに変わっていました 日本語入力とVNCの、いまのやり方です |
| 最初から順番にやりたい | ① OSを書き込む → ② SSHで接続する → ③ ビューアで接続する |
| RealVNCが使えなくなった話 | VNC接続までを3段階説明 3/3 |
| まだ本体を買っていない | Raspberry Piを6台買って分かった、最初の1台の選び方 |
| 繋がったあと、何に使うか | Raspberry Pi OSにLibre Officeをインストールする |
この記事のまとめ
VNCは「操作される側(サーバー)」と「操作する側(クライアント)」の2つでできています。Raspberry Pi側のサーバーは最初から入っているので、有効にするだけです。
手順は、次の順に読んでください。
お使いのOSがTrixieなら、まず こちらの記事 をご覧ください。③でやっていたRaspberry Pi側の作業が、いまは要りません。


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