python学習④|リスト 追加・削除

python学習④|リスト 追加・削除

今回は、「変数」の延長とも言える内容ですが、「リスト」についての内容です。

リストとは?

「変数」に代入できる「値」は、通常は「変数」一つにつき「値」一つですが、「リスト」を使うことにより一つの「変数」に複数の「値」を代入することが出来るようになります。例えば血液型などは4種類ありますねこれをそれぞれA、B、O、ABの4つの血液型を「変数」に代入しようとすると

#hensu1.py
bloodtype_A = "A型"
bloodtype_B = "B型"
bloodtype_O = "O型"
bloodtype_AB = "AB型"
print(bloodtype_A)
print(bloodtype_B)
print(bloodtype_O)
print(bloodtype_AB)

hensu1.pyを実行してみます

 

A型からAB型まで表示されています。これを「リスト」で同じ結果を得ようとすると。下記のような記述になります。

#list_sample.py
bloodtype = ["A型","B型","O型","AB型"] #代入したい「値」を[]で囲い","で区切る
print(bloodtype[0])
print(bloodtype[1])
print(bloodtype[2])
print(bloodtype[3])

list_sample.pyを実行してみます。

どちらも同じ結果が得られます。

同じ結果が得られるのなら「リスト」を使ったほうがスッキリしてて書きやすいと思います。

リストの書き方は、「変数」= [“値1”,”値2”,”値3”,”値4”]といった具合に変数名を宣言し代入したい値を[ ]で囲み”,”カンマで区切ります。上の記述は「変数(bloodtype)」に[“A型”,”B型”,”O型”,”AB型”]と言う「リスト」を代入しなさい。「変数(bloodtype)」に代入されたリストを0番~3番まで表示しなさいという記述です。「リスト」の場合は「変数」のどの値を「参照」するか指定する必要があります。

リストのどの「値」を「参照」するか指定する方法ですが[ ]内の左から割り振られた番号で指定します。pythonのルールで「番号は0から始まる。」というルールがあります。上の「list_sample.py」の1行目[ ]内の一番左の”A型”が[0]番に当たります。その次の”B型”が[1]番といったように我々が普段思っている番号よりいつ小さくズレます。そういうものなので「そうなんだ」となれましょう(笑)これは「リスト」に限ったことではなくpythonのルールですので他の場面でも、適応されるルールですので覚えておきましょう。

リストへ「値」を追加する。

一度「リスト」を記述してから「抜け」があった場合や後から「追加」が必要になった時には”append()”という「機能」を使いましょう”append()”にはリストに「値」を追加する「機能」があります。この様に「機能」を持ったものを「メソッド」と呼びます。記述方法は “bloodtype.append(増やしたい値)”です。「リスト」が代入された「変数」”.”(ドット)「メソッド(値)」と記述します。

「新種の血液型”X型”」が発見されたとして

#list_sample2.py
bloodtype = ["A型","B型","O型","AB型"] #代入したい「値」を[]で囲い","で区切る
print(bloodtype)

list_sample2を実行してみましょう。

A型・B型・O型・AB型と表示されてます。list_sample.pyに”X型”を追加してみましょう。

#list_append.py
bloodtype = ["A型","B型","O型","AB型"]
bloodtype.append("X型")
print(bloodtype)

list_append.pyを実行してみましょう。

「X型」表示されましたね。ポイントとしては”append()”で追加した「値」は、必ず「リスト」の一番右側つまり一番最後に追加されます。ここまでの内容はご理解いただけたと思います。

ここまでの内容は

「変数」に複数の「値」を代入するには「リスト」がいいですよ「リスト」には左から順番に番号が0から振られますよ「リスト」に「値」を追加するには”append()”メソッドを使いましょう。”append()”を使うと「リスト」の最後尾に「値」が追加されますよです。

リストから「値」を削除する

「新種の血液型”X型”はやっぱり間違いでした」となったら[append]の代わりに[remove]を記述します。

#list_remove.py
bloodtype = ["A型","B型","O型","AB型","X型"]
bloodtype.remove("X型")
print(bloodtype)

list_remove.pyを実行してみましょう。

X型削除できてますね。

まとめ

「変数」に複数の「値」を代入する時には、「リスト」を使いましょう。使い方は「変数」に入れたい「値」を[ ]で囲みそれぞれ”,”でつなぎます。

「リスト」に入れた「値」には左から順に[0]から番号が振られます。「参照」するときはその振られた番号で「参照」したい「値」を指定しましょう。

「リスト」に「値」を追加するときは[append]メソッドを使いましょう「変数」.append(値)変数名とメソッドをドットでつないでメソッドで操作する「値」を指定します。

追加の場合は[append]ですが削除する場合は[remove]を使いましょう。